スケッチ ファイル 3

友沼橋

 思川が渡良瀬川に合流する、下流から2個目の橋。 いわゆる潜水橋(潜り橋)とも呼ばれる。大水の時は水中に潜ってしまう。 このために流れの抵抗となる欄干は極端に低い。 洪水のたびに流れては作り変えたろう、橋の杭跡が今も流れの中に残る。今は永久橋になったが、その下の流れは昔を偲ばせる。コンクリートの割れ目に、か細くたくましく生きる一本のアザミが印象的な橋だ。

府中橋

 思川の支流、黒川にかかる橋。 鹿沼市の街中、福田屋や商店街、川上美術館の近くにある。橋は昔の鉄橋の両側にコンクリートで拡幅した複合の橋と思われる。橋げたの中央部に残るアーチ型の鉄橋部が昔を偲ばせる。橋の下は公園となっており、鹿沼の名物の皐月の花が印象的だ。

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