八方ヶ原 (剣が峰 1540m)
八方ヶ原は5月の山ツツジで有名であるが、秋の紅葉もまた見事である。八方ヶ原はハイキングコースが整備されており、日帰りハイクにはちょうどよいコースで剣が峰までは約1時間30分の快適なコースでぜひお勧めしたい。
八方高原には東北道矢板インターから、旧4号線を北上し矢板市内を越えたところから八方道路に入る。寺山鉱泉入り口の看板を見ながら、矢板カントリーを過ぎると山登りとなる。快適な舗装道路で高度を上げてゆくと峠で大間々台の分岐となる。大間々台にはトイレと展望台がある。大間々台は5月中旬頃には一面山ツツジの群落で一面オレンジ色に変わる。大間々台の駐車場に車をおき、トイレの脇をとおり”みつもち山、剣が峰”方面の砂利道を行く。10分足らずで剣が峰方面の”見晴コース”の分岐がある。入り口には登山ノートがある。ここからしばらくは、林間の急登が30分ほど続く。急登を上りきると尾根道に入り西側には、牧場とこれに続く高原山が一望できる。手前の谷は、日本百名水で有名な尚仁沢が深い谷を刻む。尾根筋には薄緑の笹、白樺、赤と黄色に色づいた木々、うらじろモミの深緑のコントラストがすばらしい。後ろには高原山塊の主峰の釈迦が岳がひかえる。赤く色づいたドウダンツツジを見ながら、ガレ場に着くと小さな祠があり、多くのケルンが積んである。ここは休憩場所には最適。剣が峰までは更に20分の登りがあるが、時間の余裕がなければ、ここから帰る。登り始めて1時間30分で剣が峰の第2三角点に到着。釈迦が岳までの縦走を考えたなければ、ここまでくることはない。ガレ場に戻り昼食。帰りは祠の裏側から林間コースをとる。最初は急なくだりだがやがて平坦な林間コースとなる。全体に眺めはよくないが、森林浴を楽しめる。
静かな八方湖の紅葉