過去の独り言 5
(その40) ”おじさんの独り言も一周年”
おじさんのホームページも早いもので、一周年を迎えた。この間、月平均約100件のアクセスをいただき、これはおじさんの予想をはるかにこえた数となっている。おじさんの独り言も40回を数え、よく続いたものだと一人で納得している。この間ブッシュさんの勝利は当たったが、小泉さんの地すべり的勝利は全く予想できなかった。期待はしていたが。予想以上に政治の世界にも変化を求める流れとなってきたのだろう。期待に終わらないことを期待しよう。
今の日本は、10年前のドイツと同じ状況(その3)と書いたが、社会的なシステムだけでなく、経済状況も同じとなってきた。そのころのドイツの会社では、労働者の仕事を確保し雇用を守るため、週休3日制とし、週一日分の賃金をダウン(20%)させた、いわゆるワークシェアリングで苦しんでいた。その会社は持ち直したが、ドイツ経済自身はあまり当時と変わりなさそうである。とすると、日本でもこの状況があと10年は続くと考えられる。いやになるね。ドイツでは、社会保障が比較的しっかりしているが、それでも仕事を奪うと外国人を排斥するネオナチが台頭してきたころだ。日本ではこのようなことは無いだろうけど、あまり苦しくなるとあぶない。ちなみにドイツでは外国人とドイツ人に同じ仕事なら賃金差は無い。低い賃金で職場を奪うことはアンフェアーとの考えだ。やっぱり理屈の国らしい。この際だから、日本でもヨーロッパのように、7月か8月を国全体のバケーションにして、仕事をさせないことにしたらどうだろう。国際競争力は落ち、収入は減って、お金は使えなくなるけど、みんなの収入がが減るのだからいいのでは。小泉さんやってくれないかなー・・・・・ お金はないけど、余裕のある豊かな日本?になるかも。 でもコーヒーかビール一杯で一日過ごせるところはできるかな 日本で ! できないと一日過ごすのは苦しい。
(その41) 80対20の法則は本当か?
やや古くなるが、Richard Kochの ”人生を変える 『80対20の法則』” を紹介しよう。世の中には80対20の法則が成り立つことが多い。次はその一例だがなるほどと思える。
@ 税金の80%は20%の高額納税者が納める。
A 会社の利益の80%は20%の顧客が占める。
B 成し遂げる仕事の80%は費やした時間の20%から生まれる。
C つまり、仕事をしているつもりの80%は20%の成果しか得られていない。80%は効率の悪い事をしている。
D 20%の人が会社の80%の業務をこなす(?) これは本当かな? ある面ではあってそう。
この法則はパレート図で有名なイタリアの経済学者 パレートが発見し、パレートの法則あるいは80対20の法則と呼ばれる。インプット(原因)に対するアウトプット(結果)に大きなアンバランスがあり、アンバランスには傾向があることを発見したわけである。
世の中は、ほとんど全体に影響しない多数(80%)と圧倒的な影響力を与える少数(20%)に分けられる。流れを決めるためには、20%を占めることが重要なことがわかる。
現在老人(65歳以上)と15歳以下の少年の数は、それぞれ、ほぼ15%で拮抗している。あと数年で老人の数が20%を越えるだろう。このときが老人天国、老人の意見を無視できない、老人の動向が無視できない社会がやってくる、これまでがんばろう、おじさん天国がくるまで。でも、想像したくないね、こんな世は。
(その43) 今日は13日の金曜日、(その42)はパスだ。010713
年を重ねるとどうも縁起を担ぐようになる。今日は金曜日の13日、おじさんの独り言は42回。どうも縁起が悪そうなので(その42)はパスしよう。そういえば厄年の時はいろいろあったなー、あれからもう8年にもなる。
最近、新たな読者が一人増えた。この人から 『写真がとってもきれい』 とのメッセージをいただいた。初めての、お誉めの言葉で、おじさん、とっても感激!! 多分、やさしくて、素敵な人なのだろう?と勝手に想像。 いくつになっても誉められと元気が出ちゃう ”少年おじさん” はいつも単純だ。 昔は写真クラブで少し勉強したこともあって、写真には少し自信があった。当時は女性のポートレートが得意だったような。 赤暗い現像室で、薄茶の液体の中から浮かび上がる女性の姿、なんともいえない興奮を覚えた・・・あのころは若かった。 今年、気合を入れて渡良瀬遊水地の写真展に出展した。が、予想通りの選外で、やや自信喪失中だったので特にうれしい。
今はデジカメなので、好きなだけシャッターを押して、あとからみて気に入った物だけ残しておけばよいので、便利になった。今使っているカメラは、ニコンのデジカメで、さすがに、カメラのトップメーカーだけあって、恐ろしく多機能だ。何でもできそうだし、携帯電話並の多機能だが、せっかくの機能を使いこなせない。やっぱり、年のせいか・・・。ただし、自慢じゃないが、このカメラは使い勝手が恐ろしく悪い。全く使う人のことを考えていないくらいだ。負け惜しみじゃないが、買うならやはりソニーのサイバーショットがよかった。今になって反省しきりのおじさんはやっぱりあきらめが悪い・・・・。
先週、栃木の低山ハイクで尚仁沢を新たに紹介した。尚仁沢でとってきた水はコーヒーとお茶、ご飯に使い20リットルを9日間で消費した。家の子供達は普通の水道と全く変わらないと言っているが、おじさんの味は全く違うように感じる。お茶はあくまでも緑に、好きなコーヒーはいっそうマイルドで、こくと香りが引き立つ。違いがわかる年のせいか、感受性の違いかは、不明だ。ぜひ一度、ほんとうはどうなのか、”違いのわかる人” の意見を聞かせてもらえたら、うれしいね。
(その44)“ 浅見光彦になれないおじさん”0107020
浅見光彦と聞いてすぐに名探偵を思い出せる人はおじさんと同じミステリーファンに違いない。最近ではテレビでも放映されているのでご存知の方も多い。端麗な辰巳琢也が浅見光彦を演じている。最近若手とかわったらしい。著者の内田康夫氏は多分120くらい、このシリーズを出版している。本格的推理と旅情あふれた作風から、新刊が出るたびに全て買っている。最初は“・・・伝説殺人事件”のタイトルが多かったが、最近のタイトルは変わってきている。しかし、その作風はほとんど同じだ。ご存知無いかたのため若干、説明したい。主人公は検察庁刑事局長の弟である浅見光彦氏、33歳の独身。“旅と歴史”のフリーのルポライターながらソアラに乗っている居候のお坊ちゃん。光彦氏が旅に出るとなぜか身近に殺人事件が発生する。また、関係者には若い美人の人が出てきて、なんとなくいい関係になるが、この人とは決して結ばれない。やがて、柔軟な発想と点と点をつなぐ巧みな推理によって、警察より早く事件の真相に近づく。殺人事件に入ってくるルポラーターの浅見光彦に対して警察は疑いを持ち、容疑者として扱う。取調べの合い間に身元を調べた警察は警察庁刑事局長の実弟と知って平身低頭する。この場面では、必ずお偉方の県警本部長あるいは署長が出てきて、取り調べの刑事は必ず叱責される。悲しいかな平刑事、『命令されてやっていたのに!』 とは言えない。(ここが最も読者にとって心地よい場面)浅見光彦のいいところはしかられていた平刑事を納得させ、彼を使い難事件を解決してしまうこと。めでたし、めでたしのいわば、現代版 水戸黄門。 毎回、同じストーリーながら、社会的な問題の土地を、小説を通して明らかにしてゆく。(吉野川河口堰など) いわば社会的な問題提起と旅情ミステリーを巧みに組み合わせている。内田康夫氏の住む軽井沢には浅見光彦ファンクラブもある。
図書館でもこの本は人気抜群で、この本を借りてゆく人は圧倒的に家庭の主婦が多い。(おじさんよくみているねー。)旅情ロマンと浅見光彦のスマートでかっこいい姿にひきつけられるのだろうか。それともヒロインになった積もりか? おじさんも浅見光彦になりたくてもなれない、が、なったつもりのロマンチストにはなれるかも?(その45)”おじさんのなっちゃんは結婚しちゃう”010727
最近、おじさんは時々テレビに出ているらしい。これは冗談で、テレビに出ているのはプロゴルファーの田中秀道。おじさんにそっくりともっぱら一部の知人の間で評判である。自分で見てもおじさんの若い頃に確かににているような気がする。特に横顔と目と口が似ているかな。20歳以上違う若い田中選手と似ているとは、メキシカンに間違えられたおじさん、若干元気が出る。田中もあの小さな体でよくがんばっている。だいたい3日目までは上位が多いが、最終ラウンドではどうもスタミナ切れで、落ちる場合が多い。ぜひみなさん応援してほしい。
ところで、”なっちゃん”が結婚するらしい。おじさん寂しい。なっちゃんはおじさんが月曜日の仕事を思い出し元気の無くなる、日曜日の夜と、どうしても元気の出ない月曜日の朝に元気を出させてくれる。”なっちゃん”は駅前の”スナックなっちゃん”のママではなくフジテレビの”小島奈津子 ”アナウンサーのことだ。血液型A型で31歳、156cm。いつもにこやかで、目がかわいいし、見ていて安心感と安らぎを与えてくれる。おじさんのもっとも好きなテレビタレント(?)だ。結婚相手はプロ野球選手ではないのがせめてのすくい。最近では女子アナとプロ野球の選手の結婚が定番となっているが、やっぱり”おじさんのなっちゃん”は少し違う。相手はテレビ局のディレクターでいっしょに一度だけ出ていた。背が高くなかなかの二枚目で”おじさんのなっちゃん”はやはりお目が高い。とりあえず、心から祝ってあげよう。しょうがないもん。”なっちゃん”見ていたら、チャンネル回されてしっまった。アー・・・と心の中で叫びながら、じーっとがまんの、おじさんはつらい。
(その46) おじさんは昔フォークシンガーだった?010803
おじさんが育った1960年代末、時代はあの全共闘の中核派が絶世の頃。あの頃の長髪のおじさんはフォークギターをつるして、反戦歌を歌っていたものである。今でもこのギターは手放せない宝物だが弦はさび付き、腕は曲がって物置の片隅で邪魔者扱いされて泣いているだろう。
あの頃、歌ってた、おじさんのなつかしの歌を紹介しよう。知ってる人は思い出そう。
(Am)今日の仕事は(E7)つらかった
あと(F)は(Dm)焼酎をあおるだ(Am)け
どうせ、どうせ、山谷の(E7)ドヤ住まい
ほか(Em7)に(Dm)やること(E7)ありゃしな(Am)い
工事 終わればそれきっり
お払い箱の 俺たちさ
いいさ いいさ 山谷の 立ちんぼう
世間 うらんで なんになる
(山谷ブルース 岡林信康)
あの頃はよかったね、今に比べて。何も無かったけど夢があったし目標の国として、アメリカやドイツがあった。今はその目標がなく、自分達で見えない目標を作っていかなければならない、つらい時代になってしまった。今の若い人たちに比べればいい時代を生きてきたのかもしれない。
おじさん、昔をしのんでしんみりと焼酎のお湯割を飲んでいる。やがて深い眠りにおちるだろう。
今週はどうも暗くなってしまった。反省の”いつまでも少年 おじさん”
(その47)京都議定書(kyoto Protocol) から京都をはずしたい 010811
先週は忙しかったせいでどうも暗くなってしまった。
ところで、京都議定書の批准を日本が行うかどうかで、世論は”批准すべき”で一致している。ほんとに批准して守れるの?。なんと言っても”京都”の名前がついてしまったので、日本としては後戻りできない、EU諸国の戦略はうまい。旧東ドイツの効率の悪い発電所を休止すれば達成できるドイツと原発の割合の高いフランスなど、自国の都合が大きく影響する国際政治に論理的に納得させられず、翻弄されるいつもの日本の姿が垣間見られる。
『地球温暖化防止』。反対できにくいテーマに、マスコミは批准の後押しをしているがほんとうに国益になるのかなあ。京都議定書の批准とは炭酸ガス、つまり実質的にはエネルギーの消費量を2008年から5年間で、1990年の6%削減を国際的に約束することなんだが。今より10年以上前のそれも6%の削減が本当にできるのか。去年の2000年では1990年に対して炭酸ガスの消費量は6%上昇している。ことしのこの暑さで、さらに増えているだろう。削減目標は、簡単に言えば現状より6%+6%で、今より12%エネルギーを削減しなければならないということになる。2008年にはさらに消費量は増えているので、15%以上か、さらにもっと削減が必要となるだろう。石油危機で町のネオンが消え、省エネルギーが一世風靡したあのときでさえ、たった10%しか省エネルギーを削減できなかった。日本の場合は森林による削減を3.6%認めてもらえることが急遽決まって、やむをえず批准する方向とになったが、まだ8%以上残っている。足りない分は炭酸ガスの排出権を、どこかの余裕のある国からかうことになり、我々の税金が炭酸ガスの排出権というわけのわからないところに使われることになる。一方の中国やインドという世界の三分の一以上の人口を占める国や、その他の発展途上国には一人当たりの排出量が現状は少ないという理由で、規制が甘く、アメリカの主張している”不公平だ”という論理が正しいように感じられる。また、オーストラリアのように8%も増えることが許容されている国もあり、どうも納得いかないことは多い。仮に8%のエネルギー消費を減らすことは、石油危機の状態がまた到来することを意味している。その時の不景気に耐えられるのか?現実を考えるとかなり難しい問題が多い。自動車はハイブリッド車や低燃費車のかなり達成できる可能性が高いと思うが、その他は達成できるとは思えないし、家ではエアコンを切ることも、暖房を我慢することも今となっては難しい。今年みたいに暑い夏がきたら、エアコンなしでは眠れない、どうしてくれる。
京都議定書で傑作なのは牛などの家畜の腸内発酵によるメタンガスも温暖化ガスとしてカウントされることになっている。牛も”げっぷ”や”おなら”を出せなくなる。いずれ、計算が厳密となってくると我々の”げっぷ”や”おなら”は”地球温暖化規制ガス排出防止法違反で反則金の支払いになるかも?(冗談)
地球の温暖化は心配だが、まだ先のことだし、あまり心配することも無いか?先日テレビに出ていたイタリア人が言っていた。”実際、イタリアにも問題はたくさんある。が、考えるから問題で、考えなければ何も問題はない。つまりイタリアには何も問題はない。”そりゃそうだ!と納得のおじさんはイタリア人に近いかな? アリベデルチェ! チャオ!
今週は世の中に素直になれない、社会派おじさん。
(その48)”拝啓 Rioおじさん”?010819
おじさんのホームページは毎週30人くらいの人が見てくれる。ありがたいことだが、残念ながら、感想や意見をいただけるのはめったに無い。そこでおじさん、寂しく自分宛のメールを送った。メールは送った途端に着いていた。返事はまだしていない。
拝啓 ”いつでも少年おじさん”へ
毎回、表紙の花の写真を楽しみに拝見させてもらっています。きれいな花に、毎週心を洗われる気持ちです。今週は何の花かなーとつい期待してRioのホームページを見ています。この前の”ノバラ”の花は印象的でした。川原や野原に咲く”ノバラ”が写真で見るとこんなにきれいとは思っていませんでした。これから川原に行ったら”ノバラ”の花をぜひ見てみたいと思います。何気なく見過ごしている野の花にもこんなにきれいなものがあるとは知りませんでした。できれば、写真をいただければ家に飾っておきたいと思います。遅れましたが私は、毎日、子供と主人の世話で忙しい日々を過ごしている平凡な主婦です。Rioのホームページは、友達の紹介で知り、さっそく ”お気に入り”に入れました。毎週、心を癒してくれる花の写真と”おじさんの独り言”を楽しみにしています。 ところで、最近はお忙しそうで、”栃木の低山ハイク”が更新されなくて残念です。ぜひがんばってください。
花の好きな”いつでも少年おじさん”はきっと素敵な人だろうと想像しています。Rioおじさんの活躍を期待しています。
敬具 ”しろいのばら”より
『何かむなしいことをしているかなー?』と本当の”独り言”のおじさんだった。
(その49)おじさんのギターは今
この前、おじさん世代のフォークソングを紹介した。そういえばあのころ、30年前。ギターの絵を描いたことを思い出した。倉庫の中を探してみたら奥にしまってあった。懐かしい絵なので紹介したい。ギターは絵の中ではいつまでも新しいく、見ているとなんとなくゆびが動き出す気がする。緑のビンは飲み終えたワインだった。あの頃のほうがお酒は強かった。無地の座布団が当時を思い出させる。いろいろやったね。