戦場ヶ原 小田代が原

 最も好きなコース。いつ行ってもそのときのよさが感じられる戦場ヶ原と小田代が原を紹介します。戦場が原は男体山大蛇と赤城山のムカデが日光の所有権を争って戦った場所と言われる。多分、昔、下野(栃木県)と上野(群馬県)で所有権を争った場所なのだろう。なお、その名残りとして中禅寺湖にある唯一の小島の名前が上野島と呼ばれている。多分ムカデはここに閉じ込められているのだろう。

さて、ルートだが、車は赤沼茶屋の裏にある駐車場にとめよう。ここはかなり広いのでほとんど問題ない。なお、ここからは、小田代が原、西の湖方面へのハイブリッドバスがでる。赤沼茶屋から国道を横切り小川沿いに奥に向かう。5分も歩くと小田代が原への分岐となり、ここでは戦場が原へ向かう。湯川沿いに上ると男体山太郎山が右手に見える。更に進むと左に池糖、右には、夏はわたすげ、秋には真っ赤な草紅葉が見られる。7月には穂咲きシモツケのピンクの花がきれいだ。枯れた白樺を過ぎると湯川を渡りやや高台に上る。木々の間から注意してみると湯滝が遠く望まれる。緑の中に白い滝が素晴らしい眺め。更に行くと小田代が原からの歩道と合流する。更に少し行けば、泉門池があり、かなりの水が湧き出している。ここには休憩所があり、一休み。池にはかもが泳いでいる。ここから湯滝までは川沿いの歩道で、川には人懐こい鴨がえさをもらいにやってくる。やがて滝に音とともに湯滝に着く。帰り道は泉門池を越えてから、小田代が原に向かう。さわやかな林間を歩きやがて小田代が原につく。入り口には鹿よけのゲートがある。時間がある場合は小田代が原の西側を回るルートもあるが、東側ルートをとる。右に草原左は林の快適なルート。草原の中にはやや大きい一本の白樺がある。貴婦人と呼ばれ写真家の好被写体となっている。(下の写真)30年前から彼女を見ているが相変わらず優美な姿を見せている。これはうれしい。ここで小田代が原に別れ、林の中を赤沼茶屋に戻る。全体に平坦で歩きやすいルート。おおよそ3時間かかる。彼女を連れて一回りすれば、帰りはきっとラブラブ気分。

秋の小田代が原、一人たたずむ”白い貴婦人

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