白笹山 1719m 黒磯市
那須山塊の南端にあたるのが白笹山で、思わずなでたくなるような、なだらかで優美な山である(ちょっといやらしいか?)。白笹山に登るには沼原湿原の駐車場に車を置くのがよい。天気が悪ければ、登山はあきらめて、沼原湿原を散策しよう。湿原は”トキソウ、アザミなどが咲き誇り木道を歩けば30分くらいで一周できる。沼原池は揚水発電の上池で、夏場であれば昼過ぎに水を下池の深山湖に落とし発電する。池の水は急激に無くなり中央あたりから水が抜けているのがわかる。白笹山には駐車場からトイレの脇をとおり、登山道を登る。曲がり竹を抜けると、いよいよ登りになる。ここには大きなヤブレガサが登山道脇に生えている。ジグザグに登る登山道だがルートはしっかりしている。何箇所か途中で間違えやすいところもあるので注意。6月ごろであれば途中で白ヤシオ、吾妻石楠花、峰桜が見られる。北側に回りこみ、沢音が下から聞こえるようになれば、急登で、これを登りきれば頂上に1719mの標識がある。頂上からの眺めは、木々にさえぎられている。山頂まで往復4時間くらい。帰りは板室温泉で一汗流せば、リラックスできる。途中にある乙女の滝も下側に行けば、迫力があり、一見の価値がある。
沼原Pより、白笹山を望む