尚仁沢(しょうにんざわ)湧水群 (塩谷町)
全国100名水として、栃木県で最も有名な湧水、尚仁沢湧水群を紹介しよう。小山からはゆっくり行って約1時間30分でつける。
新4号線を宇都宮に向かい、旧4号線をくぐり、真っ直ぐ日光方面に向かう。新幹線の高架をくぐると、田原街道と交じる大きな交差点があり、ここから右折し北に向かう。上河内町を越えると左側に羽黒山が見える。羽黒山を越えるとやがて鬼怒川にかけられた新しい橋をわたる。道なりに塩谷町玉生に向かう。玉生で、つりで有名な東古屋湖方面に曲がる。道なりに北に向かうと、のどかな田舎道を徐々に高度を上げてゆく。鳥羽の湯(一軒宿温泉)を越えると急なのぼりとなり、登りきると右側に牧場と牧草地が見える。ここで道は二つに分かれるが、左の鬼怒川方面に向かう。坂を下り、橋を渡ると駐車場とトイレがある。ここから湧水群へのハイキングコースがある。
ハイキングコースのゲートをくぐり、舗装された山道をしばらく行くと、小さなダムと東屋があり休憩できる。舗装はここでおわる。川沿いから右の山登りとなる。階段を上りきるとかなり急な下りの階段と橋がある。橋からみる川の流れは底まで見える透明な水を湛える。ここからは沢沿いの平坦なコースで、沢音とうぐいすの鳴き声を聞きながらゆっくり歩こう。大木に絡みつく藤、ウラジロ樅の大木などを楽しんで歩けばすぐに尚仁沢湧水群につく。最近作られた木橋を渡りながら、岩の間から湧き出る湧水群に着く。冷たい水でのどを潤す。ここで飲む水はやわらかく最高の水。ここでゆっくるやすんでも往復1時間のらくらくハイク。東側の県民の森側から入るルートもあるが最近の状況はわからない。
駐車場に戻ったら、車で鬼怒川方面に行く。ダム湖を渡る橋の手前を左折し、東荒川ダム湖にある水汲み場で、もってきたポリ容器にミネラルウオターを満タンにしよう。ここには最近、”尚仁沢はーとらんど”が作られ、地元の野菜やドライフラワーの置物が売られている。尚仁沢の水はやわらかく、マイルドな味は、この水でコーヒーやお茶を飲んでみるとよくわかる。
岩の間の湧水群(手が切れるくらい、夏でもつめたい)
岩に張り付く緑の苔と湧水群の清水を集めて流れる尚仁沢