高峰 (520m)

 高峰は栃木と茨城の県境にある。国道50号からは岩瀬町の北側にどっしりとした長く続く尾根を持った山容を見せる。この中で最も高いところが高峰と呼ばれる。高峰山とは呼ばれない不思議な山である。栃木の低山ハイクとしては茂木町からの登山にこだわろう。

 益子町を通過し笠間市に向かう。希望が丘ゴルフクラブを過ぎると逆川を渡り、川に沿って道なりを進む。5kmくらいで逆川から離れていくので、右折し川沿いの狭い道を上流に向かって進む。上小貫には十字路があり、これを過ぎたら、すぐにあるY字路を右折すると、右に観音堂がある。鳥居の近くに車を置かせてもらおう。お賽銭を忘れずに。ゆくっりと足慣らしをしながら砂利道を進むと300mで砂防ダムに行き着く。砂防ダムの左側から登山道に入る。逆川の源流を登ってゆくと狭い道路の突き当りに広場がある。ここからはしばらく、杉林の急階段がつずくが、階段はよく整備されている。この付近には自然の三つ葉が生えており、やがて広葉樹の明るい峠に行き着く。ここを右に行けば、数分で高峰の頂部につく。ここからは加波山、雨巻山が見える。ここで一休みをしていると直ぐしたの岩瀬町の喧騒が遠く聞こえる。頂部をさらに進むとパラグライダーの出発場があり、休日にはたくさん飛行している。ここではもときた道を戻り、まっすぐ尾根沿いに奈良駄峠に向かう。この道は関東ふれあいの道として整備されている。全体に下りの快適な尾根歩きが続く。奈良駄峠からは左折し、小川沿いに下ると開けたところに行き着き、遠くから車を置いてきた観音堂が遠くに見える。ゆっくり4〜5時間の周遊コース。

砂防ダムより高峰を望む

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